死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「ごめんごめんって。」


と蒼弥は謝り


「こいつは訳ありで璃羽都の所に住んでんらしいの。」


「そうなんすか?!って俺、名前教えてませんでしたね。」


と未雨を向き


「俺の名前は波瑠って言うっす!」


これって次は私が名前を言うやつ?


チラッと蒼弥を見ると蒼弥はコクンと頷いた。


名前を言えば良いのよね?


「私は未雨。」


「未雨さんっすか。よろしくっす!」


波瑠はとても明るい子だな…


波瑠と話していると次々に人が倉庫の前に集まってきていた。


「そろそろ集まってきたな。」


「今から何か始まるの?」


蒼弥に聞くと


「今から集会。璃羽都が中心になって話をすんだよ」


「へぇー」


別にどうでも良いけど…


としばらく倉庫の近くで蒼弥と座っていると


ようやく璃羽都が中からでてきた。


すると今まで賑やかだった倉庫の前がいきなり静かになり


「「おはようございます!!総長!!」」


みんなが声を揃えて挨拶をした。


「よぉ。お前ら。」
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