冬の花
少し早めにバス停について時間を潰していると、
少し遅れて佑樹もやって来た。
通う高校は違うけど、彼も同じバスに乗る。
佑樹は中学に上がると、ここからバスで30分程の、
私立の中学から大学迄エスカレーター式の学校に通っている。
中学の時は毎朝母親が車で送り迎えをしていたみたいだけど、
高校に入ってからは、時々バスで通っており、
こうやって朝顔を合わせる事がある。
その度に、嫌な事ばかり言われる。
「お前さ、あのお巡りに女として見られてるって思っていたのか?」
その佑樹の言葉に、反射的に睨んでしまう。
「こないだ近くの女子高の奴らと遊んだんだけど、
お前と違ってあか抜けてて。
お洒落だし化粧も上手くて、女って感じで。
お前もちょっとは、気を使ったら?
そのおかっぱのような伸ばしっぱなしの黒い髪に、すっぴんだし」
「私はまだ高校二年だし、化粧なんて…。
大学生になってからで十分だと思う」
そうは言っても、同じクラスの女の子達も最近華やかになって行き、
その姿に憧れるし、私もそうなりたいと思うけど。
だけど…。
少し遅れて佑樹もやって来た。
通う高校は違うけど、彼も同じバスに乗る。
佑樹は中学に上がると、ここからバスで30分程の、
私立の中学から大学迄エスカレーター式の学校に通っている。
中学の時は毎朝母親が車で送り迎えをしていたみたいだけど、
高校に入ってからは、時々バスで通っており、
こうやって朝顔を合わせる事がある。
その度に、嫌な事ばかり言われる。
「お前さ、あのお巡りに女として見られてるって思っていたのか?」
その佑樹の言葉に、反射的に睨んでしまう。
「こないだ近くの女子高の奴らと遊んだんだけど、
お前と違ってあか抜けてて。
お洒落だし化粧も上手くて、女って感じで。
お前もちょっとは、気を使ったら?
そのおかっぱのような伸ばしっぱなしの黒い髪に、すっぴんだし」
「私はまだ高校二年だし、化粧なんて…。
大学生になってからで十分だと思う」
そうは言っても、同じクラスの女の子達も最近華やかになって行き、
その姿に憧れるし、私もそうなりたいと思うけど。
だけど…。