冬の花
佑樹は事を終えると、直ぐに衣服を身に纏い出した。

「明日10時に迎えに来るから。
明日も仕事だから、早く寝ろよ」

佑樹はそう言い残して、寝室から出て行った。

暫くして、玄関のドアの開閉する音が聞こえて来た。

今は、深夜の4時。

5時間は眠れる。

だけど、そのまま眠る事はなく、
私は衣服を整えて、財布と鍵だけを持って、外へと出た。

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