君に、この石言葉を
『俺、ずっとエマのことが好きなんだ。俺はエマを悲しませたりしない。だから俺と付き合ってください!!』

そう真剣に言われて、私は勢いで頷いてしまった。でもエレンはいつも私を安心させてくれて、今では私は過去の傷は忘れてしまっている。この胸にあるのは、エレンに対する想いだけ。

「プレゼント、交換しよっか」

しばらくキスをした後、エレンが言う。記念日にはお互いプレゼントを渡すようにしているの。私はコクリと頷き、おしゃれな小さめの袋を取り出した。

「気に入ってくれるといいけど……」

今年は三年目ということで、ちょっと高いものを用意した。買ったのはガーネットが使われたアクセサリー。石言葉が素敵だったから……。

「わあ、綺麗だね。ありがとう!」

エレンが嬉しそうに笑い、私はホッとする。石言葉、教えた方がいいのかな?

「ガーネットの石言葉ってーーー」

エレンが嬉しいなと私を抱き締めながら言い、「知ってたの?」と恥ずかしくなってしまう。
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