ドSの蓮くんは私だけに甘過ぎる!!

結絵のお兄ちゃん

結絵「は、はいっ!もちろん!じゃあお家にいっちゃってもいいですか?」

奏「あぁ。もちろんだ。」

照れながら言ってきた奏先輩。


なんか可愛く感じる。

ふふっ。




放課後……




真冬「先輩!今日あの……その……」

結絵「ごめんね!今日ちょっと大事な用事があって……」

真冬「分かった。じゃあ明日」

寂しそうな背中をみる。


心苦しいけどごめんね!今日は奏先輩のところへ行かないといけないから。







そして私は家に帰って着替える。



ピィーンポォーン


あっ!先輩だ!



すごい勢いで外にでるとつい転んでしまい……

バサッ

ギュウ


先輩に抱きついてしまった。


奏「な!?だ、大丈夫か?」

結絵「ふぁ、ふぁい。」


【奏】

なんだよその噛み方!?可愛すぎかよ!?ふぁいって……


ってか結絵の私服……大体俺達がいる時間は制服だったから珍しいな。


ん?まてよ。じゃあ俺初めてか!?いやっ。でもあいつ(鈴)なら高い服着せてたかもしれないっ……



まぁいまはそんな事どうでもいい。


奏「じゃあいくぞ。」

結絵「はいっ!」

朔「あっ!結絵ー!」

な!?なんでここにあいつが!?そうかっ……この近所に住んでるって言ってたから……タイミングが悪すぎなんだよ……

朔「結絵遊ぼ」

結絵「あ、あのでも……」

朔「こんな女嫌いより俺の方がいいでしょ?」

結絵「な!?」

ドキッとしてるよな!?

結絵「で、でもすみません!今日は奏先輩のお家に行くので!冬くんにも断っちゃったし……」

朔「え?冬くん?だれ?」

すげー怖く笑ってる……

結絵「真冬くんですっ!」

朔「ずる。」

結絵「?」

朔「まぁいいや。朔先輩って呼ばれてるだけまし。」

結絵「?」

きっと、苗字で呼ばれるよりは良いって事だと思う。







奏の家〜



結絵「え……ご、豪邸じゃないですか!?」

奏「言ってなかったけど、俺も御曹子。」

結絵「すごいですねー!」

ガチャ

ドアがあいた。


夢羽(ゆう)

俺の妹が出てきた。

タッタッタッタ〜

夢羽「あ、あなたは絶世の美少女結絵様ですか!?」

結絵「え!?えっと結絵は私ですが、美少女ではっ!?」

夢羽「いえっ!すごく綺麗ですっ!さすが奏兄が惚れる訳ですわ!」

奏「俺は顔で決めたんじゃない!?」

夢羽「へー」

奏「このー!?」

ふふっと笑う結絵を見るとすこし恥ずかしくなったが、安心した。


嫌がられてないわかった。もし夢羽がなんかしたらどうしようかと思ったから。

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