青空が君を笑顔にするまで
「……で、ん?俺を呼んだのは、……何?」
「あ……、あのっ……」
「うん」
仁が軽く微笑みながら頷いた。
「これっ、仁に渡したかったの。中身は家に帰ってから見てね。絶対に、絶対に、絶対だよ!」
「うん」と仁が受け取った。
「これ、……何?学校の封筒!?」と仁が目を丸くして聞いてきた。
「とにかく、家に帰ってから見て欲しいの。お願い。お願いします……」
「わかった」と仁は私が渡した物を鞄にしまいながら振り返った。
もう一度仁に視線をやると封筒の口を開けて中身を見ようとしていた。