君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
「かーなーちゅわーん!」


「ぅ、ゎ、綾香!」



綾香のタックルを受け止めきれずに、またしても転ける。



「えへへ。ごめんねぇ、花菜ちゃん。」



テヘッと笑う綾香。



「【また何やってんの、花菜。綾香ネェも。】」


「崇大くん!えへへぇ、スキンシップだよーぅ。」



ほう。


えらく危険を伴うスキンシップですな。



「《ったく、程々にしろよ?綾香。》」


「花菜は卒業生代表だし?」


神弥と八神 架琉も現れて。


私たちは揃って講堂に向かう。



――私、山崎 花菜は大学4年生になった。


3つ下の弟、崇大も去年大学に入学。


……首席入学したらしいけど。


私は3日後、大学を卒業する。
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