この続きは、彼の部屋で
心地良い場所を探し当てるみたいに、舌が私の内側をなぞる。
目を閉じて、彼の熱を受け入れる。
彼の手はいつの間にかウエストの辺りをすべり、スカートのホックを外していた。
「瑛翔は俺の友達だからまだ許すけど……他の知らない男と喋ったら、今以上のお仕置きをするからね」
柔らかな口調なのに、目の奥が怖い。
ひとつも笑っていない。
彼の男友達は皆、女の子を飼っていて軟禁しているという噂がある。
たぶん、さっき忘れ物を届けてくれた、久木君もそう。
私もただ、飼われているだけなのかな……。
──しばらくして。
「ちょっと買い物に行ってくるから、待っててね」
いまだに慣れない殺風景な部屋に、一人置き去りにされる。
一糸纏わぬ姿で、シーツだけを掛けられて。
着ていた服は全て彼に奪われていて、このまま外に出られるはずはなく。軟禁状態にされたことに気づいた。
片手が手錠でベッドに繋がれている分、監禁か……。
5分ほどして、ドアの外から誰かの気配を感じた。