校内1の王子に『恋』しました
私はいつもより早く起きて準備をする。

遥人と合わないようにするために。

…今の状態でここにいても気まずいだけだよね…。

そう思った私は自分の荷物をまとめる。

机にメッセージを書いた紙を置いて、家を出る。



学校に着くと、早速葵が駆け寄ってくる。

「美紅!あのあと大丈夫だった…ってなにその荷物!」

人1倍多い荷物を持ってる私に驚く。

『しばらく距離おいた方がいいかなって』

「あんた行き先あるの?」

ううんと首を横に振る。
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