生きていこう。それがいいんだ。


「もし胃に当たって損傷したら、

刺した箇所からの返り血だけじゃなくて、
口からの吐血も浴びるかもしれない。

ビックリしないようにね。」


「うん。」


「一撃目を入れたら間髪入れずに二撃目。

少なくともこれで相手は抵抗力を失って倒れ込む。」


「だから三撃目はトドメとして左胸ね。」


「3回分の損傷があれば、例え3回とも急所を外しても出血多量で逝くから、

速やかに退散してね。

ウィンドブレーカーを裏返せば返り血を隠せるし、

防犯カメラの無いルートを辿って逃げれば、ヘルメットを外しても問題無い。」

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当日のレクチャーも受けて、
あとは明後日を待つのみ。


今日もバイトは夜からなので、スマホで“13時”という現在時刻を確認した後は、

布団の中から出ずにずっと・・今日はどうやって時間を潰そうかぼんやりと考・・




“コンコン”



「!?」


突然のドアノックに・・
久しぶりに体がビクッとなる・・。



“コンコン”


新聞の勧誘はすっかり無くなったし、変な宗教の勧誘も何年も来てないし・・・

・・・誰・・・?


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