生きていこう。それがいいんだ。
第5章


第5章



霊視刑事 星野ヨシヒト
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開戦の合図は、
いつも前触れ無くやってくる。


“男性の刺殺体発見”


僕たち刑事課へ出動命令が入ると同時に、久しく無かった“殺人”事件を示唆する続報。

いつものように長くんや関本主任達が先に現場へ向かって、

いつものように僕は豊川さんを元気飯まで呼びに行って・・


「ゴホッゴホッ!風邪がまだ治ってないのでお手柔らかに頼みますよ。」


リアル病人と並んで、
歩いて現場へと到着した。



「関本主任。お待たせしました。」


「おう。テツさんもおはようございます。」


「おはようございます。」


現場は高架下の路上・・
いかにも人目が少なそうな場所。

ここを抜けると住宅街へと入っていくから、

もしかしたら被害者は帰宅中に襲われたのかもしれない。


規制線をくぐって関本主任へ声を掛けた後、検死を行っている長くんへと近づく。


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