偽婚約者の恋心~恋人のフリが本気で溺愛されています~
電話を切ると、すぐに俺は風乃さんの携帯に電話をかける。
何回も電話をするが、繋がらない。

俺は何も出来ない自分に苛立ち、落ち着かず、副社長室をウロウロと歩き回る。


コンコンコン

と、ノックの音。

「入れ!」

再び秘書が入ってきた。

「505号室前の防犯カメラに映っておいででした。」

「すぐに見せてくれ!」

秘書が持ってきたUSBをノートパソコンに挿す。

クリックして画像を再生させる。
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