切なくて…逢いたくて…涙
夜…アパートのドアのノックが聞こえた

「どちら様ですか⁇」

「綾小路です」

どうして⁇ここがわかったの⁇
なぜ⁇アパートまで⁇

玄関を開けた

「どうぞ」

部屋に通した

突然…私の方を向いたかと思ったら
平手打ちされた

「あんた!私が知らないとでも思ってるの⁇
今日…倉庫に社長といたんでしょ!
何してたの⁇」

「何も…」

「しらばっくれないでよ!」

また叩かれた

「あんたって!」

髪を引っ張られ…倒されてお腹を蹴られた

「あんたの会社は取引停止よ
それとあの…伊藤っておばさんも!
辞めてもらうから
あんたが忠告を無視したからね」

「それだけは…やめて下さい
お願いします」

土下座をした

「じゃあ…社長の前から消えて」

「えっ!」

「消えてくれたら考えてもいいわよ」

さっきまで幸せな明日を待ち望んでいたのに
幸せな明日は来ない…

私は決心をした

「本当ですか⁇
会社と伊藤さんに手を出さないと
約束してもらえますか⁇」

「約束するわ
社長の前から消えるのね⁇」

「はい…」

綾小路さんは帰って行った

会社と伊藤さんに迷惑がかかる
涙が止まらない

社長…ごめんなさい

私は社長との幸せな明日を望んではダメ
なんですね…













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