切なくて…逢いたくて…涙
そして迎えた日曜日

飛龍さんが迎えに来てくれた
とは言うものの運転手付きです
さすが財閥の社長さんです

飛龍さんの家に行くと思いきや
高級なお店⁇

「おいで」

車から降りた

お店に入ると

「いらっしゃいませ」

綺麗な女性が出てきた

「この子をよろしく」

「はい…かしこまりました
どうぞこちらへ」

案内されたのでついて行った

「では…このドレスに着替えて頂きますね」

「はい⁇」

そうか…普段着じゃあご両親に
会えないもんね
財閥の御曹司だもんね…
私と身分の差が…ありすぎだね
涙が出てきた

やっぱり私とは合わない
飛龍さんは完璧な私をご両親に
会わせたいんだよね
やっぱり無理なんだ
飛龍さんと私は…

「ごめんなさい」

試着室を出た

「お客様〜」

そしてお店からも…飛び出した

すぐにタクシーに乗りマンションに帰った

ケータイに着信が入っていたけど
電話には出なかった









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