One s death -the last sword-
そっと、太陽に手を伸ばしてみる。
手の平を、暖かい風が吹き抜けた。
この先、ずっと、ベルカを求めるであろうこの手に、ベルカが触れてくれた気がする。

「ラーバン王?」

若き兵士が思わず声をかけてしまう程、ラーバン王の顔は優しく微笑んでいた。
「あぁ…。行くか」


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