再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
親同士がすごく仲良しだったせいもあって、年齢が違っても、私達は小さい時からよく一緒に過ごしてた。


瑞は、性格は大人しめで、あまり目立たない存在だったかな。


地味な私と気が合って…


一緒にいて、すごくラクだった。


だから…


そのギャップに今、正直、とても苦しんでる。


さっきのあの人が本物の瑞だとしたら…


もし次にまた会った時も、ドキドキしちゃいそうで…


180cmくらいはある長身で、脚が長くて、全体的に細めだったな。


目は綺麗な二重で、くちびるがほんの少しだけポってりとして艶っぽかった。


鼻が高くて、かなり整った顔立ちで。


髪は少し茶色っぽかったかな…


軽くパーマで、センターパートの前髪が後ろに向かって自然に流れてて、ちょっとセクシーな感じがした。


私がたまに読むオシャレな雑誌に出てくるモデルさんみたいで…


だから、全く知らないかっこよ過ぎる誰かに、突然声をかけられた気になってる。


どうしよう…


まだまだ全然受け入れられないな。


あまりの衝撃に、瑞が住んでるマンションを見つめ、しばらく動けなくなってしまった。
< 12 / 185 >

この作品をシェア

pagetop