離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「副社長の母親は確か…取引先の令嬢だったわね…」

「何で知ってるの?」

「売り場には昔から勤めてるおばちゃんが多いから…皆…高屋家のお家事情には詳しいわよ…」

「そうなんだ…」

「大体、あんたが一番副社長のそばに付いてるのに…何で知らないの?無知にも程があるわ」

美映は呆れたように言うとテーブルの脇を通ったウェイターの次のアルコールをオーダーした。

「カンパリオレンジ一つ」

呑み助の美映の飲みは今夜もハイペース。

私は大体、人の噂で盛り上がるのは苦手なタイプ。

「まぁ、副社長の複雑な家事情を考えると…その言い方も仕方がないわね」

「えっ?」


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