離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
雅樹さんの瞳はバックを一つ一つ慈しむように見ていた。
彼にとって商品の全てが我が子のように思え、可愛いのだ。

「大切にして貰えよ」

とバック達に語り掛ける雅樹さん。
「雅樹さんの目利きで並んだバック達です…購入されたお客様も大切にしてくれますよ」と私の同調した。

「お二人はそうやって…産まれて来た子供も可愛がるんでしょうね…」

世良さんの言葉に雅樹さんの顔が赤くなる。

「世良お前なぁー…」

「俺、何か変なコト言いました?だって…二人は結婚したし…いずれは赤ちゃんだって…」

「俺達の赤ちゃんよりも明日のプレオープンを考えろ。全く。なぁー梓」

「あ、はい・・・その通りです…」



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