離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「私は恋人の居る男性をスキになった経験はありませんけど…貴方と社長の恋路で幼い雅樹さんが傷ついたのは事実です」

彼の結婚観に影を落とし、他の夫婦のように明るい未来を見れない。
私は彼とずっと一緒に居たいと願いながらも、彼は…

「そうね…だから、私は彼に嫌われながらもずっと彼の母親なろうと努力した。でも、彼は十五歳の時にアメリカの学校に留学してしまった」

実の母親を慕う彼にとっては所詮、夫人は憎むべき存在。
きっと二人はこのまま一生分かり合えないと思う。

だけど、こうして私と一緒に彼のカラダを心配する夫人。

実の息子だと思ってるキモチは本物だ。
二人の橋渡しが出来たら、私との未来も大きく変わるかもしれない。

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