予想を超えた政略結婚
こうなったら今晩は
どこか寝る場所を見つけようと
ロビーに腰を下ろし
携帯で検索していた。
「あれ?お前?」
そんな声が聞こえたが
私はこんな場所に知り合いはいないから
私のことじゃないと携帯に集中した。
「おい!クソ女」
クソ女?
声の主を見ると先ほど迷惑をかけてしまった
人が立っていた。
「え?あっ。。。
先ほどは失礼しました」と
立ってペコペコと頭を下げる。
「大切な商談には
間に合いましたでしょうか?」
「おかげで遅刻!」
「あ。。。すみません
迷惑をおかけしました」
「まぁ何とかなったからいいけど
これがダメになってたら
お前を探し当てて責任を
取ってもらう所だったよ」
「と言うことは
上手く行ったということですね
よかったです!
これで訴えられたりしたら
もう•••生きていけません」
「大袈裟」
「いやいやマジです
とことんツイてなくて
今も勘違いで宿がなくて」
「宿がない?」
「いえ•••
色々ありまして•••
移動しなくてはいけなくて」
「色々?」
「予約されてなかったみたいで
予約してたのは名護市の方で
ホテル名が似てたもので•••」
「あはは」大爆笑の相手。
「そこまで笑わなくても•••」
「で?どうするの?」
「向こうのホテルは
もうキャンセルしましたし
明日はもう宮古島へ移動するので
空港近くがいいので
今日は24時間開いてるお店か
どこか探してみようとしてるところです」
「宮古島行くの?」
「友人に会いに行く予定なんです」
「オレたちも明日宮古島」
「一緒なんですね
何かの縁ですね」
「縁?•••トラブルに巻き込まれて
こっちは縁でもクソでもないわ」
「確かにそうですよね
失礼しました」
ホテルから去ろうとしたときだった。
「おい!」
とまた呼び止められた。