予想を超えた政略結婚
「実はね!
子供ができたのよぉ〜」
「えええーーーおめでとう!
だからかぁー
太った?ってさっき一目見て思ったんだ
幸せ太りか?ってね」
最後に会ったのが1年半前
りっちゃんの送別会以来だから
ふっくらしたのかな?と思ってた。
「今ね6ヶ月なんだ」
「そーなんだぁー
楽しみだねっ!!!」
「玲華だってそのうち
母になるじゃん」
「ないない
偽装結婚なんだから
先に別れることを選択されてるのに
子供なんて作るわけないし
そう言う行為するわけがないじゃん」
「あ•••」
りっちゃんは申し訳なさそうに
黙った。
「2年ぐらい夫婦関係でいたら
離婚なんだって!
でもその2年過ごすおかげで
得るものがたくさんあるからね
何より
弟や妹の将来も救えるから!」
「玲華ぁ。。。」
いきなりりっちゃんが泣き始めた。
「やめよ!こんな暗い話
胎教にも良くないよ
せっかく会えたんだから
楽しい話しよう」
「そうね!
ちょっと待ってね
お茶の準備するから」
「手伝うよ」
りっちゃんの台所は
スッキリとしていて使い便利が良さそう。
「旦那さんが料理関係の仕事してるから
りっちゃんいいね
何でも作ってくれそう」
「それがねぇ
家では何もしないのよ」
作ってよ!と言っても
仕事でやってるから家では
律子の手料理が食べたいとか言うらしい。
「向こうはプロだから
作ったりして反応はどうなの?」
「何も言わない『美味しいよ!』
っていつもそれだけ!
ただ上手く出来なかったけど
何が足りない?って聞くと
みりんをもう少し落としたら
まろやかな味になるんじゃない?
とアドバイスはしてくれるけどね」
りっちゃんの旦那様は
パソコンと向き合う仕事してたのに
こっちは帰って転職しちゃって
今料理人をやっている。
旦那の勤めるお店が新店舗だして
そこの店長として昇格したらしく
今日オープンらしい。
「玲華とおいでよ」と
誘われてるからランチはそこに行こうね」
「え?いきなり?
あたしこんな格好だから無理よー」
「大丈夫だよ
変な服装なわけじゃないし」
「変な服装とは?」
「うん?学生時代のジャージ?
あたし達の青春思い出すわーー」
「あはは 懐かしい」
ほんと青春真っ盛りだったな。