予想を超えた政略結婚


もう考えない!
なるようになるさ!!!
頑張れ!玲華!
感情極まって鍵盤を強く叩いた。


「おいおい壊さないでくれよ」


「え?あっ!」


集中しすぎて
あの人が入って来ていることに
気が付かなかった。


「いつからそこへ?」


「ノリノリのエイヤーサッサーの辺りかな?」


もう5分近くもいるのか。。。


「いつ声をかけたらいいか
タイミング見計らってたら
なんかかけずらい雰囲気になったからね」


「ああ•••」泣いてしまったから。。。


「久々のピアノだったんで
色々昔を思い出すと涙が出ちゃいました」


「なるほど〜
あれ?友達は?」


「帰ってもらいました
妊婦なんで」


「そうなんだ
今日は無理言ってごめん
助かったよ本当にありがとう」


引き受ける前までの扱いと
引き受けてからの私への扱いが
180度変わっている。


「いえ!まだ終わってないので
あの人が言ったように
あたしに関わるとトラブルが
発生するみたいなので
何が起こるかわかりませんよ」


「もうぉ〜そんなこと言うな」


「わかってるんですよあたしも!
周りは大変なのに何も考えず
好き放題やってきて
いざ蓋を開けてみたら
周りは不幸になってて
だから!今返すしかない!
今回もそうです
あたしに関わったからって
丸山さんがおっしゃってましたけど
言われてムカつきましたけど
冷静に考えるとあの人の言うとおりで
だから困ってる貴方にも
返すことが出来て良かったって!
迷惑かけたおわびに」


「すごい説得力あるんだけど
何かあった?」


「まぁ色々と•••
人生いろいろですよ あはは」


「人生色々か•••人のこと言えないな
オレもこの先どうなるのか
さっぱりわからない」


「人の人生なんてもう
産まれた時から決まってるらしいですよ」


「へぇ〜」


「だからどんなに逆らったって
グルリと回ってまたその道に
戻されるみたいです」


「へぇ〜」


「だから今不幸だ!と言う人は
決まった道から逸れてる人だと
亡くなった祖父がよく
私に話してくれました」


「なるほどー」


「とか言ってそれが正しいかは
わかりません
祖父があたしが言う事を聞かないから
そう言っただけかも知れませんけど」


「でもその説 一理あると思うな」


「ですかね?」



< 33 / 63 >

この作品をシェア

pagetop