1線超えたお兄ちゃんとの恋物語

時は過ぎ4月4日。

実は私の誕生日なんですっ。

奏くんがどこかに連れて行ってくれるらしく、とても楽しみにしている。


「どこ行くの?」


「秘密。」


と言われついて行ったら桜が見えた。


「きれ~。」


「だよな。俺も散歩してた時見てきれいだなぁって思った。俺と結婚してください。」


と奏くんは指輪を出した。


「え、何急に。え?そんなんいいに決まってるじゃん。」


と私が言ったら左の薬指に指輪を差し込んだ。


「愛してる、咲良。」


「私も奏くんのこと愛してる。」


最高の誕生日だった。
< 52 / 71 >

この作品をシェア

pagetop