―――ファッション―――
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今、彼女は授業が終わり、バイトに向う所である。此処の学校は駅から、直ぐの場所であり、直ぐに辿り着く。電車に乗り、彼女は座っており、直哉は後から、行くようで、先に行け、と言われていた。バイトはとても楽しく、コーディネーターの資格の勉強でもある。お弁当を食べてから、まだ何も食べてないので、お腹が空いており、ぐぅーっと、腹の虫が泣いている。凛はそれを我慢しながら、今、バイト先まで、後、十分くらいである。電車に乗ると、彼女は眠りそうになり、うとうとしていた。これが出来ないと、社会人になっても、碌な仕事が出来ない。最近、無職で悪い事をしてしまう人々が増えており、彼女はズキッと胸を痛めている。コーディネーターとデザイナー、何方が良いか、まだ迷っている。自分のやりたい事が見つかったのは良いが、一つしか出来ない。彼女は資格を取るだけ取り、本職を決めると、日本で働き易いし、色々な所で、働ける筈だ。
凛はそれを含めて、両親に相談してみる事にした。電話を掛けると、父親が電話を受け、話をしてみた。
『―――御父様?私・・・今、授業を取るかどうか、悩んでいるんだけど、スタイリストとデザイナー、どっちになったらよいか、決めなければならないの・・・だから、授業をどうやって取ったら良いか。迷っているんだけど―――。』
正直な気持ちを入れ、凛はそれを正直に言うと、『―――それは・・・お前のやりたい事なら、二つともやりなさい。その為に、引っ越してきたんだ。やりたい事は、思いを貫き通しなさい。』と言ってくれた。凛はドキ、とすると、『―――ありがとう―――』と言い、電話を切った。

―――良かった―――

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