子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
毒親
私の仕事は四時で終業。その後はホテルの前で息子のお迎えを頼んだ送迎シッターと合流し、玲也を引き取る。

「ありがとう御座います、小岩井さん」
「いえ・・・」

小岩井さんは『ベビープラネット』と言うシッターサービス会社の人。元は幼稚園の教諭を経験し、今は結婚して小学生低学年の男児の母親。夫の自営業を手伝う片手間に定期的に送迎の仕事をしていた。

「じゃまた・・・明日ね。玲也君」

「うん、バイバイ」

私達は小岩井さんに手を振り、さよならをする。

「さてと…帰ろうか…」

「うん」

地下の駐車場に向かおうと足を向けた時、桜木さんに出くわした。

「お帰りなさい…玲也君」
桜木さんは腰を折り、玲也に目線を合わせ、気軽に声を掛けた。
「あ…桜木さんだ…」
玲也もにこりと笑い話し掛ける。
「おじさんの名前憶えていてくれたんだ」

「うん」




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