子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
そんな彼が俺の顔をジッと見つめる。
「あの…俺の顔に何か?」
「いえ・・・亡くなった友人に瓜二つだから…少し驚きまして…」
まさか…その友人って…凛香の婚約者の拓郎か?
「すいません…その友人の名前は?」
「石村拓郎…俺の中学時代の同級生です…」
「そ、そうですか…」
俺は顔が引き攣ってしまった。
「筒見社長?」
引き攣る俺の顔を見て、長谷川社長が不思議そうに見つめる。
「いえ・・・何もありません…」
「では…管理システム室にご案内します」
「彼はIT部門の責任者・今城チーフです」
「初めまして…長谷川社長」
「よろしくお願いします。今城チーフ」
「では、長谷川社長行きましょうか?」
三人でホテルの管理システム室に向かった。