俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
会社の人たちが青海家が北斗とわたしを引き裂こうとしてるんじゃないかって噂してるのは知っていた。

北斗なんかと付き合うから、風波部長に目つけられるんじゃん。って…。

「北斗と親しくなりすぎたから風波部長が怒ってるって噂だね…。」

わたしは自暴自棄に笑ってみた。

「会社の噂なんてほっときゃいいよ。それより…俺も、なんでそこまで両親がゆーちゃんと兄貴を引き裂こうとしてんのかわかんなくて…」

北斗は…わたしたちの味方なんだ…と思った。

青海家全員が敵じゃない。そう思うだけでも救われる…。

「そんなに嫌われてるのかな…わたし。」

小学生2人が離れたくなくて山をさまよって迷子になってしまったことが…そんなにいけないことなのだろうか?

捜索隊も手配しなきゃならなかったし、1週間、家族は気が気じゃなかっただろうし、そりゃ…ものすごい迷惑かけたけど…

お互いを死んだことにしてまでもう会わせたくなかったなんて…ひどすぎる…。

「ただ、隼斗を好きなだけなのに…そんなにいけないことなの?」

思わず北斗にすがるような視線を向けてしまった。
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