俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
そして、エレベーターの扉が開いた時、わたしも、そしてエレベーターに乗っていた男性も言葉を失うことになった。

「ゆーちゃん…。」

「一哉…。」

メタリ物流が一哉の勤める会社であることは知っていた。
けれど、京都にいるはずだと思っていたし、一哉もわたしは京都にいると思っていたはずで…

よもや北海道の地で再会するとは2人とも思ってはいなかったに違いなかった…。

わたしの表情がどんなだったかはわからない。
けれど、一哉はあっけにとられたような表情でしばらく固まっていた。

「げ、元気?」

一哉がどう言葉をかけたらいいかわからないといった表情で、とりあえず言葉を発した。

「うん。一哉は?」

「あ、元気。そうか。東京に異動になってたんや。」

「うん。一哉も本社に来てるんだね。」

「そやねん。今年の4月に異動になって…けど…まさかゆーちゃんが来るとは…。」

「とりあえず…仕事の話しなきゃ…だね。」

「そうやった…。上、案内するから来て。」

< 132 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop