俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
「なぁ、結菜。明日婚約指輪買いに行こう。」

「え?いいの?」

「おぅ。で、早いとこぜーんぶ済ませて早いとこ一緒に住もうぜ。」

「うん。」

「結婚式は9月な。」

「え?うん。」

「ゴールデンウイーク明けに会社に発表!」

「うん。」

「んで、新婚旅行は」

「ハワイに1週間!」

「え?マジで?」

「うん。ダメ?」

「いや、結菜がそうしたいなら、そうしよう。」

「それで、子どもは3人。」

「うん。俺もそれくらい欲しいかもな。」

「あ、それとね…」

………

話は尽きない…



俺たちの未来は俺たちで作る。


過去には縛られない。
俺たちのもんだから…。


だから結菜。
一緒に生きてこうぜ。


俺はふいに結菜にキスをした。

「好きだよ。結菜。」

「わたしも。大好き。」


過去を背負った上で、俺たちは未来を一緒に生きる。

キスして笑い合った俺たちの笑顔はたぶん、いま世界中で1番幸せでいい笑顔だ。

ずっとずっと…
笑顔でいよう。

結菜。



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