俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
俺は…結菜が好きだ。

そんなことわかってたことだ…。

結子よりとかそんな問題じゃなくて…結菜が好きなんだ。

結菜を北斗にとられるわけにはいかない…。
だから、結菜に伝えなきゃなんない。

「好きだ」…って…。

俺は北斗に胸ぐらをつかまれたまま言った。

「俺…結菜んとこ行かなきゃ…。」

そうだ…行かなきゃならない…そして結菜を…連れて行く。

「ふん。素直になろうと思えばなれんじゃん。はやく行けよ。」

北斗が胸ぐらを離した。

俺は、フラッと立ち上がると北斗をまっすぐ見て言った。

「ありがとう。北斗。」

そしてバーをあとにした。


「兄貴が何とかしなかったら俺が次の恋に走れねんだよ。バーカ…」


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