誓いのstatice



静岡に来て2週間が経ち
何をする訳でもなく
ただ縁側に座りボーッと外を眺める事が
私の毎日の日課になっていた




『statice』には体調を崩したので少しの間休ませて欲しいと連絡をし

勇樹から来るもの凄い回数の連絡は見てみないフリ


「……ッ」
(逃げてばっかりで…最低だな…私は…)




「麻耶、お茶入れたから一緒に飲もう」



おばあちゃんがお茶をそっと差し出す



「…ありがとう」





毎朝、目を腫らし自分の部屋から出てくる私に
おじいちゃんもおばあちゃんも
何も聞かずにそっと見守ってくれている


(おじいちゃんにも…おばあちゃんにも…迷惑掛けて…ホント最低…)



チクリと胸が痛む




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