こいつ、俺の嫁。ーAnother my wife storyー
…カップルの修羅場に遭遇してしまった。
というかめんどくさそうな彼女だな。
あんな彼女と付き合った男は絶対見る目ない。
一体どんな男なんだ、その顔を見てやろうとさらに顔を覗かせると見えた男には見覚えがあった。
彼女が走り去ったいったのを見届けて、私はその男のところへと歩く。
一言いってやらないと気が済まない。
「…ヒトの嘘を散々脅しに使っておいて、あんたも彼女いるのに合コンに行ったんだ。
それって嘘ついてるって言わないのかな?ん?」
「なっ!未来ちゃん!?」
私の嘘をバラすと脅しておいて当の本人も彼女いないと嘘をついて合コンに来ていた。
これは言ってやらないと気が済まない。
「……最低」