こいつ、俺の嫁。ーAnother my wife storyー



私が助言すれば素直に聞き入れて、からかえば焦ったり怒ったり。



私の言葉で変化する澪の表情はとても面白い。



そしてそれによって澪とテツさんの関係も時に変わったりするから、それもまた楽しい。



そんな二人を見てればこっちまで恋をしてるみたいな、そんな錯覚を感じられるから私はこれで十分。



きっと他人事だからこんなこと言えるんだろうけど。



「あ!未来いいところにいたー!」


「…どうしたの?」



放課後になって帰ろうと廊下を歩いていたら、1年の時仲が良かったクラスメイトの子が声をかけてきた。



そして声をかけるなりいきなりあまり人目のつかない階段下へ引っ張られた。



「ちょっと、いきなり引っ張ら…」


「未来お願い!合コン一緒にいこ!」


「…は?合コン?」


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