こいつ、俺の嫁。ーAnother my wife storyー
「お前ら見張り役ご苦労さん」
「未来~!よかった!もう尋人さんとこのままかと思ったよ~!」
「尋人も中々キザなこと言ってたな~」
「キザって言うなよな。テツだって澪に告る時こんな感じだっただろ?」
「あ?俺らの時はな~…」
「バカテツ!言わなくていいわ!」
澪とテツさんの時はどうだったとか今はどうせでもいい。
今は体育倉庫内ことを2人に聞かれていたことが問題。
"好きだよバカ"
私が言ったこの言葉も聞かれていたわけで…
見知らぬ人に目撃されなくて良かったけど…けど…!
「……最悪…」
「お、未来いきなり大胆だな」
「…ちょっと黙ってて…!」
赤くなっているであろう顔を手で隠そうにも、奴に抱き締められていてできないため仕方なく奴の胸に顔を埋める。
この行動に澪は「未来が照れてる…!」と何故か感動し、テツさんは「ヒューヒュー」とはやし立てていたのは言うまでもない。