離婚されそうになるも私の愛で回避
私の名前は第二王女ラミフェルンで年齢26歳です。

ラミフェルンは結婚しておりまして、夫もいるのでございます。

夫の名前はルームベルクで年齢29歳で第七兵団の聖騎士隊長です。

ラミフェルンはムーンベルクが聖騎士隊長でその聖騎士隊長の元に嫁ぎました。

嫁いだ事には後悔はありません。

夫であるムーンベルクの事は愛しています。

今、王女として家の中の事はラミフェルンがしています。

家の中の事とは掃除、洗濯、買い物、その他です。

他にもムーンベルクから頼まれればしています。

今、とあるお部屋でやる事がないのでくつろいでいます。

するととあるお部屋に夫であるムーンベルクが来ました。

「ムーンベルク、どうしたの?」

「ラミフェルンか、やる事は済んでるのか?」

「はい、済んでいます」

「確認するからな」

「お、お願いします」

ラミフェルンの王女としての家の中のお仕事をムーンベルクは常に確認しています。

確認する事もムーンベルクの生き甲斐なんでしょうね。

するとムーンベルクに呼ばれる。

「ラミフェルンっ! はやくこっちに来いっ!」

「今、行きます」

ラミフェルンはムーンベルクの元に急いで向かう。

「何でしょうか、ムーンベルク」

「おい、これはどういう事だ、埃がちゃんととれてねぇじゃねえか」

「ご、ごめんなさい……」

「ごめんなさいじゃないだろ」

ムーンベルクはラミフェルンの頬を手で叩いてきた。

「痛いです、暴力はやめて」

「なんだと、こらぁっ!」

「ひぃっ、次からは気をつけます」

「気をつける? もうダメだ、離婚する」

「お願いします、離婚だけはやめて」

「離婚するんだよ、もうやってられるか」

「お願いします、そんな事を言わないで」

「はぁっ、わかった、お尻をこっちに向けろ」

ラミフェルンはムーンベルクの方にお尻を向ける。

するとムーンベルクはラミフェルンのお尻を手で叩いてきた。

「きゃあっ、痛いよ、やめて」

「これは罰だ、受けろ」

「は、はい」

ムーンベルクが手でお尻を叩いている。

罰なのでラミフェルンはそれに耐えるしかない。

ラミフェルンのお尻がじんじんしてくる。

今もかなり痛い。

いつになったら終わるのだろう。

「このへんにしといてやる」

「あ、ありがとうございます」

ラミフェルンはこれで失敗を罰で受け止めた。

この後もラミフェルンは何度か失敗して離婚の危機を迎えますが
なんとかムーンベルクを引き留めて回避しています。

ただし、お尻叩きはされています。

これはとてもつらい事でした。

手で叩いているムーンベルクもきっとつらいでしょう。

ラミフェルンは失敗しない人になりたいのですが失敗してしまうのです。

ムーンベルクはラミフェルンの失敗を見ると怒りを通り越して呆れていました。

とうとうお尻叩きもしてくれなくなって……。

離婚の危機にはなりませんがムーンベルクは口を聞いてくれないのです。

ラミフェルンの人生ってそういうものなんだと知りました。

第七兵団の聖騎士隊長の妻である第二王女ラミフェルンは本当に満足に
家の中の事が出来ないのでいると辛抱の限界なのか、
ムーンベルクが使用人を雇い、使用人に家の中の事をさせているのです。

そんなラミフェルンはムーンベルクが居るお部屋へと行くのです。

ムーンベルクが居るお部屋に着くと早速、息を整えて
ドアをノックすると中からお返事がするのですから、
ドアノブを回して、ドアを開けて中へ入るのです。

ラミフェルンはムーンベルクに
「どうして使用人を雇ったの? ラミフェルンじゃダメなの?」

「ろくにお前では家の中の事も出来ないじゃないか」

「それはそうですけど、妻に頼ってくれてもいいじゃないっ!!!」

「よくそんな事が言えるよな、この無能な女がっ!!!」

「酷い、酷いじゃないっ、あんまりよ」

「アッハッハッハ」

「…………」

ラミフェルンはムーンベルクの元へ近づき、寄り添い押し倒すのです。

「な、何をするんだよ、やめろっ」

「こうするのです」

ラミフェルンはムーンベルクの唇に唇を重ねてキスしているのです。

何度も何度もキスしているのでした。

「これだけ愛しているの、もう貴方の事しか見れないのに」

「わ、わかった、ラミフェルンの愛は嬉しい」

「うん」

「愛と家の中のお仕事は別なんだよ」

「うん」

「俺もラミフェルンの事は妻として女性として愛している」

そうするとムーンベルクはラミフェルンの唇に唇を重ねてキスしているのです。

もちろんムーンベルクはラミフェルンの事をしっかりと溺愛されておりまして、
溺愛されているラミフェルンは内心嬉しくてしょうがないと思います。

これを気に2人はいつもべったりとしてて、ラミフェルンはムーンベルクに
甘えてばかりでした。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

貴方との愛情を深めて

総文字数/7,225

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る
私の特別な瞬間

総文字数/7,174

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る
恋が始まる瞬間(とき)~私は貴方の事が大好きだから~

総文字数/5,283

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop