パリで出逢った ソウルメイト
契約
10日程して、ネコえモングッズが送られてきた。
早速、優一が開けてみた。

「うあー、懐かしい〜壊れた目覚まし時計!
何だ? この汚いネコえモン! 
あっ、こっちは新しい!ぬいぐるみと…
幼稚園児が弁当に使うフォークとスプーンと、
バスタオルとハンカチもあるぞ! 
あれ!ネコえモンが載ってた小学生用の雑誌だ。
今は廃刊になったやつだ。」
 
「あ!その汚いネコえモン。俺のだ!懐かしい…
確か、幼稚園の頃買ってもらったやつだわ〜。」
 
「支店長!本当にこれジャン社長に持っていって大丈夫ですかねー?」

「大丈夫だろ。泣いて喜ぶと思うぞ。
よし、日本ではうちと文具メーカーとの契約も整ったし、
やっとロベール社長とのアポとれたし、詰めの営業になるからな!」

「はい。」

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