パリで出逢った ソウルメイト
カトリーヌ誕生日パーティー
今日は、カトリーヌおばさんの誕生日パーティー。

私は大学には着て行かないようなベージュのミモザ丈のウエストに大きな黒いリボンが付いたワンピース。

少しオシャレをして良介おじさん家へ向かった。

玄関口のブザーを鳴らすと、
中から黒く光沢のある女性らしいシルエットのドレスを着たカトリーヌおばさんが迎えてくれた。 

「リサ! 来てくれてありがとう。」

「カトリーヌおばさん、お誕生日おめでとう。」

「ありがとう!! さあ中に入って。」

2人で中に入ると、とてもいい匂いがしていた。

そしてダイニングテーブルには色が鮮やかで美味しそうなご馳走様が並んでいた。

「お、リサ来てくれてありがとうな。 
俺もご馳走作り頑張ったんだぞ!!」

「美味しそう〜! 食べるの楽しみ!」

「あっそれからさ〜、あと3人来るんだ。
兄貴の息子で優一とその上司とその息子さん。
3人ともクローバー商事に勤めてるんだ。
まぁ3人とも俺達とも仲良いし支店長の佐伯さんは、栄太とエマさんとも知り合いなんだ。
リサにも紹介するな。」

「うん、わかった。」

そんな話しをしていたら玄関のブザーが鳴った。

良介おじさんの後からスーツ姿の3人の男性が入って来た。 

年配の男性が花束をカトリーヌおばさんに渡し、
若い男性がケーキを渡し
最後の若い男性はラッピングされたプレゼントを渡した。 
それを見て私も慌ててバックからプレゼントをカトリーヌおばさんに渡した。

「わあみなさん。プレゼントありがとう。」

「「「お誕生日おめでとうございます!」」

3人の男性はカトリーヌおばさんを祝福した。

そして、良介おじさんが3人の男性に私の紹介をした。

「え〜この子は親友の栄太とエマさんの娘で、
鈴木 リサです。
日本の大学からパリの大学に編入した大学2年生。 
優一が通ってた大学だぞ。
アンヌおばあちゃんの世話もしてるんだ。
何かあれば助けてやってくれな。」

「そうですか栄太さんとエマさんの娘さんか…
私はクローバー商事のパリ支店長の佐伯 三郎です。
ケーキを渡した方が私の息子で佐伯 和也です。
よろしくお願いしますネ。」

「こちらこそ よろしくお願いします。
鈴木 リサです。」

「俺は良介おじさんの甥っ子で岡田 優一です。
大学のOBだし困った事があればいつでも言って」

それぞれの自己紹介をしてから

良介おじさんのご馳走を皆で堪能させていただいた。

ケーキとコーヒーが出た頃
カトリーヌおばさんが優一さんからのプレゼントを開けた。

それはなんと…あの蚤の市で見た薔薇柄のタイルモザイクのアクセサリー入れだった!

リサは、優一を指差し 
「貴方はあの時の東洋人なの?」と叫んだ。

優一はひとりでゲラゲラ笑い転げ始めた。

他の人はポカンとしていた。

「おい優一、どういう事?」

「おじさん、彼女と会った蚤の市での俺の恰好は休日スタイルの俺なんだよ〜
あの、びっくりした顔。」
と笑い転げていた。

そしてみんなが頷きながら納得した様子で

「ああ休日スタイルねぇ。
そりゃああまりの違いにびっくりするよ。」

そんなに私の顔が面白かったのか、
ツボにハマったらしく最後には良介おじさんに

「優一!女の子をそんなに笑ったバツだ。
きちんとリサをアンヌおばあちゃんのアパルトマンまで送って行く事。
そしてリサに、きちんと謝る事!」

「は〜い」

こうして、カトリーヌおばさんの誕生日パーティーは終わった。

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