えんじぇる・そんぐ〜奇跡を君に〜
「俺、相方のアレクもそうだけど仲のいい人にはみんな幸せになってほしいって思ってるから」
その言葉がどういう意味なのか、あたしにはわからない。その時、「待ってください!」と後ろから声をかけられた。荒い息を吐きながら、湊さんが走ってくる。
「陽鞠ちゃん、今度僕たちが行うライブに来てれないかな?普段、絵を描いてもらっているお礼に!チケット渡すから!」
「えっ!?」
突然のことにあたしは驚く。でも、隣で微笑んでいる藍さんや真っ赤な顔をして真剣にあたしを見つめている湊さんを見ていると断れない。
「嬉しいです。ありがとうございます」
あたしがそう言うと、湊さんは嬉しそうに笑ってくれる。その笑顔を見ると、アンチのことなんてどうでもいいやってやっぱり思っちゃうんだ。
「よし、これでいいかな?」
ライブ当日、あたしはドキドキしながら鏡の前に立っていた。アンヘルの二人のイメージカラーである白い肩出しのロングワンピースを選び、寂しげな首元にはネックレスもつける。
その言葉がどういう意味なのか、あたしにはわからない。その時、「待ってください!」と後ろから声をかけられた。荒い息を吐きながら、湊さんが走ってくる。
「陽鞠ちゃん、今度僕たちが行うライブに来てれないかな?普段、絵を描いてもらっているお礼に!チケット渡すから!」
「えっ!?」
突然のことにあたしは驚く。でも、隣で微笑んでいる藍さんや真っ赤な顔をして真剣にあたしを見つめている湊さんを見ていると断れない。
「嬉しいです。ありがとうございます」
あたしがそう言うと、湊さんは嬉しそうに笑ってくれる。その笑顔を見ると、アンチのことなんてどうでもいいやってやっぱり思っちゃうんだ。
「よし、これでいいかな?」
ライブ当日、あたしはドキドキしながら鏡の前に立っていた。アンヘルの二人のイメージカラーである白い肩出しのロングワンピースを選び、寂しげな首元にはネックレスもつける。