ほらふき男爵芋の嘆き
わしが 神を作ったのじゃ
「あの森に向う   池に   札が 立っているじゃろ。

あれはな   わしが   昔  刺した 刀の  あとに

立てられたものじゃ。」

また、  始まった。    男爵の いつもの   ほら話。。
子供たちも もう 飽き飽きだ。   一人二人と  寝床へ
戻る。
男爵によると  昔  この村を 治める悪代官を 退治し、
平和なこの街を 作った貢献者が  彼自身らしいのだ。


信憑性は ない。
そもそも、彼のいう 札の立つ池は 
この街の中心にある公園の
市民の憩いの 噴水公園だ。

街に伝わる 一般的なものは
たしかに 男爵の話に 似てる。


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