白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
初めは信じられなくて…何度も耳を疑った。

けど…俺のことをパパって呼ぶのは、煌しかいないから。

管理人に無理矢理、鍵を開けさせて…

抱き上げた煌は…小さくて、オムツもいっぱいになりすぎて、取れてた。

熱くて裸で…匂いもひどくて。

あん時の煌は、意識もあるのか無いのか…でも俺の腕の中で安心したように眠ったんだ。

俺の小さい頃より、はるかに不幸せで…。

その時、決めたんだ。

俺が青い鳥になってやるって!

いつかデッカいキラキラ輝く観覧車に乗ろうって。

俺が乗せてやるって!

だって…

あの扉の向こうから、煌は俺を呼んだんだ。

微かな声…なんかじゃなくて、命のつきるギリギリで精一杯に声を振り絞って。

〝パパ〟って…そう言ってくれたんだ。
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