優しい君、不器用なあなた
顔をふせ、苦しげに言ったダリス。レイは驚きと動揺でてが震えていた。

「どうして、どうして、そんないつも笑顔で笑っているんだ、苦しいはずなのに…どうして!!優しさや安らぎを与えられるんだ…どうして!!」

スミの真実を聞き涙が止まらなくなったレイ、もしかしたら城になにか手がかりがあるかもしれないとおもう、レイ、スミの手を握りながらこういった。

「さがす、絶対探して見せる。だから、死ぬな…」

スミを抱き締めながら呟いた。

「二人にお礼の品を持ってきた。もし、起きたらこれを渡してほしい。」

膝掛けはスミのもの、マフラーはダリスのだと説明し、部屋をでて、城へ戻った。
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