俺様社長の強引愛はただの純粋な愛でした◆おまけのお話を追加しました◆
勘違いしないでください!
最近メディアに顔を出していない柳田だったが、久しぶりに雑誌の取材を受けることになった。ベンチャー企業特集で、その中でも柳田が大々的に取り上げられるというものだった。

一花が秘書課に異動してから初めての取材だ。柳田よりも一花の方が緊張してそわそわとしていた。

いつもスーツで身なりのきちんとした柳田が、今日は尚更凛々しく見える。一花はなんだか自分のことのようにとても誇らしい気持ちになった。

約束時間ピッタリにカメラマンとフリーアナウンサーが来社したと連絡を受け、一花は受付まで出迎えに出た。

一花が抜けた後の受付事務たちもなかなかに花がある面々が座っているのだが、それ以上に今回の来訪者であるフリーアナウンサーの存在感は大きかった。

さすがというべきか、アナウンサーとだけあって花がありオーラが違う。凛とした立ち振舞いも洗練されたものがある。隣に並ぼうものなら萎縮してしまう程だ。

「お待たせしました。それではご案内致します」

リクルートスーツを少しカジュアルにしただけの控えめなスーツの一花は何だかみすぼらしく感じられ、心密かに落胆した。
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