時が満ちる



夕陽が射した庭で・・




ひゅっと人差し指が目の前を過った。



だらんと蜘蛛の糸が・・




庭の真ん中に光った・・・




飛んだ・・蜘蛛の糸が・・・



蜘蛛の糸が飛ぶんだあ・・・?



良し・・明日の朝見よう・・



朝陽に蜘蛛の巣が夜露に光って居た・



蝶が羽を広げて粘って居た。



これだ・・これだ・・・・




どうして蜘蛛の巣が出来たと言う慰問が解けた。




見たものは逃さない・・



話そう・・・この瞬間の蜘蛛のドラマを・・・



視線が動いて・・



手や足が動いたら・・



蜘蛛の生態を掴もう・・掴んだら話そう・・




見たままを‥興奮したままを・・



話したままに・・



感じたら書けば資源になる。



話題が財産になる




知識の財産は・・・・視線から・・・・耳からだ・




五感から入ってきたものは・・・逃さないで・・



財産にしよう。




弾んだ視線をリズムに乗せて・・




体で語ろう・・・体で描けばよい。





無駄な言葉を省いて観えるように書けば論文が出来上がる。






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