時が満ちる


待合室で待って居た麻衣はびっくりした。



「どうしたの。」




「お母さん私妊娠するような動きをして居ないよ。



先生が想像妊娠だって・・・これから中絶手術をしますと言うのよ。」




麻衣はびっくりして茉莉子に問いただした。




「本当に貴方を信じて良いのね、」




茉莉子は泣きながら言った。



「お母さん‥私を信じてよ。絶対身に憶えがないのに妊娠するなんて




可笑しくな~い。」




それを聞いた麻衣は隣に住んで居る内科の先生と相談した。




すると内科先生は・・



「想像妊娠なんてあり得ないから・・早速そこから帰って来なさい。




医大に移りなさい…私が医大に連絡して置くから・・」



麻衣は早速茉莉子を医大の婦人科に移し診療を受けた。



その結果が卵巣腫瘍だった・・



茉莉子は23才で未婚である。




若くて卵巣腫瘍なんてあるのを知って麻衣も茉莉子もびっくりした。










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