お前は俺だけのものだ〜私はあなたに相応しくありません
みくる、どうして勝手に行動しちゃうんだよ。

大好きってみくるの気持ちを目の当たりにした俺は、みくるを取り戻すべく、ある決意を固めた。

海堂は結婚したいくらいみくるに対して愛情があるんだろうから、大切にしてくれてるはずだ。

俺の身の周りの決着をつけてからみくるを迎えに行くことにした。

まず親父の病院へ向かった。

「おお、どうした?」

「親父の言う通りだったよ、みくるは自分の事より俺の事を一番に考える女だ」

「ん?何かあったのか」

「海堂慎がみくるにプロポーズした、みくるはそのプロポーズを受けた」

「そうか、奴はみくるさんと結婚したいと言っておった、そうか、みくるさんは奴を選んだのか、
ん?なんでお前の事を一番に考えることになるんだ」

親父の言葉に怒りを覚えた。

「みくるが海堂を選ぶ訳ないだろう」

「しかし、みくるさんは奴のプロポーズを受けたんだろう?」

「ああ、仕方なくな」

「仕方なくとはどう言う意味だ」

親父は不思議そうな表情を見せた。

「海堂はどうやって情報を手に入れたのかわからないが、俺の出生の秘密を知っていた」

「なんだと?」

「黙ってて貰いたいなら、結婚してほしいとみくるに迫ったんだ」

「そう言う事か」

親父は大きなため息をついた。






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