キミとの日々を永遠に



「悠生探してる?」


午後からのレクリエーションの時間


林間学校の締めとして行われるクラス・男女別長縄跳びの練習中、キョロキョロと辺りを見回していると後ろから声をかけられる


「あ、うん。またサボってるのかな?」


声だけ聞くとやっぱり一瞬悠生くんかと勘違いする


「ちょっと体調崩してね。一足先に帰るって」


「え…大丈夫?」


樹くんに聞いてもどうしようもないけど、口をついて出てしまう


「風邪がぶり返しただけだよ。大事をとって帰っただけ」


「そっか…ならいいんだけど」


意外と楽観的な樹くんの言葉に拍子抜けしながら頷く


だけどその言葉とは裏腹にレクの間も帰りのバスの中でも樹くんはどこか上の空のような気がした


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