【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
ふわりと漂うシャンプーの香りが鼻をくすぐった。
「……蓮くんは、もう決まってるの? なんの、仮装……するか……」
ドキドキして、くらくらする。
きっと私の顔は今、ホントに真っ赤だと思う。
「決まってるよ」
声を潜めて言いながら、私の指先に自分の指を絡めると、そっと私を引き寄せた。
「ヴァンパイア」
「……ひゃっ、」
甘く囁いた瞬間、蓮くんの唇が私の首筋にチュッと触れた。