黒嶺君の悪魔な溺愛
嫉妬する悪魔






……ドンッッ。




「ねぇ紬ちゃん?なんで他の男にホイホイ着いてくの?ゴキブリじゃないよね紬ちゃんは。」




「慧くんあの…顔が近いです…」





なぜか今、空き教室に連れ去られたと思ったらいきなりドアに背をつけられて問い詰められています…




それよりこの状況、マズイです。




本当なら女の子が一度は憧れる壁ドンというやつなのですが…




「そんなこと言ってる場合かよ紬ちゃん?なんで他の男と一緒にいたの?」




目の前に慧くんの綺麗なお顔が… ってそれより、、!




「あのそれはね、同じクラスの湊くんが私の好きなお花があったよって言ってたから…連れて行ってもらっただけだよ。」




これは本当のことだもん。湊くんがわざわざ教えてくれたのに行かないわけにはいかないし。
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