後輩×先輩



「・・・まぁ、俺は陽菜が幸せになれれば良いんだよ」


突然そんなことを言い出した陽向は、どこか遠くを見つめるような顔をしていた

なんか、深い事情でもあんのかな


「あ、そうだそうだ・・・ほれ、新巻」


と、陽向が差し出したのは目当ての漫画の新巻で

それを受け取りつつも、頭の中から陽菜ちゃんのあの可愛さが離れなかった






< 35 / 204 >

この作品をシェア

pagetop