拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)




「……はぁ~~」



深いため息をついた私を、肩を組んだまま柊平くんが、ん?と覗き込んできた。




「どしたの浮かない顔して」



「いや…朝比奈くんと莉真ちゃんってやっぱりお似合いだなぁと思って」



「え?」



「朝比奈くんのこと大好きだし誰にもとられたくないけどそれでも好きな人には幸せになってほしいし相手も大好きな莉真ちゃんだし大好き×大好きの組み合わせはもうモブに徹するしかないといいますか!!」



「えっと…つまり那月は莉真ちゃんのことが好きだって言ってんの?」




うん、と頷くとなぜか柊平くんは「ばっっかだねぇ、水萌ちゃんは」と楽しそうに私を罵倒した。



「俺は確信したよ、さっきの那月見て。やっぱりアイツの氷の心を溶かせるのは水萌ちゃんしかいないってね」



そしてウインクしてくる。



どーでもいいが、リアルでウインクしてくる人をたぶん私ははじめて見た。





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